問題100                 


次は、消防法に規定されている火災発生時の措置について列挙したものであるが、誤りはどれか。

1、火災が発生したときは、当該消防対象物の関係者、火災を発生させた者、火災の発生に直接関係ある者は、消防隊が到着するまでの間、消火若しくは延焼の防止又は人命の救助を行わなければならない。
2、火災が発生したときは、消防対象物の居住者又は勤務者で火災の現場にいる者は、消防隊が到着するまで、消火若しくは延焼の防止又は人命の救助を行わなければならない。
3、火災の現場付近にいる者は、居住者又は勤務者等が行う消火若しくは延焼防止又は人命の救助に協力する義務はない。
4、消防吏員又は消防団員は、緊急の必要があるときは、火災の現場付近にいる者を消火若しくは延焼の防止又は人命の救助その他の消防作業に従事させることができる。
5、消防吏員又は消防団員からの消防作業への協力要請を拒んだりしても、消防法による直接の罰則規定はないが、軽犯罪法第1条第8号に該当することとなり、その程度が悪質な場合は、その適用もあると考えられる。

































解答と解説
正解は(3)
3の火災の現場付近にいる者は、居住者又は勤務者等が行う消火若しくは延焼防止又は人命の救助に協力しなければならない(消防法第25条)ので、誤り。




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