　問題72　　　　　　　　　　　　　　　　　

次は、運搬警備業務の意義と重要性について記述したものであるが、適切でないものはどれか。

１、貴重品運搬警備業務とは、契約先から委託を受けて、運搬中の貴重品に係る盗難等の事故の発生を警戒し、防止する業務である。
２、貴重品運搬警備業務では、安全に運搬することはもちろん、スケジュールどおりに目的地に運搬することも要求されている。
３、貴重品運搬警備業務においては、現金・有価証券等の運搬が何らかの事故等で中断した場合、単にその現金や有価証券等の損害だけでなく、その流通に依存するほかの経済活動全体が重大な損害を被ることになり、当該警備業者のみならず、警備業界全体への信用を失墜させることになる。
４、核燃料物質等危険物運搬警備業務とは、核燃料物質等を積載した車両に、警備員の乗務する警備車両を伴走配置し、運搬中の核燃料物質等に係る盗難等の事故の発生を警戒し、防止する業務である。
５、核燃料物質等は、そのもの自体に危険性はないが、加工すると原子爆弾を作る材料にもなるので、盗難等の事故の発生を警戒し、防止することは、極めて重要な社会的な役割を持つ業務である。

解答と解説
正解は（５）
５の核燃料物質等は、そのもの自体が危険であるので、誤り。