問題62                 


次は、緊急時の人間心理等についての記述であるが、誤りはどれか。

1、ある情報を得たとき、それを何か異常な事態が起こるかも知れないと判断するより、通常の事態と変わらないだろうと、楽観的に見ようとする心のメカニズムを「楽観主義バイアス」という。
2、人の心は、ある範囲までの異常は、異常だと感じずに、正常の範囲内のものとして処理する傾向がある。このような心のメカニズムを「正常性バイアス」という。
3、「楽観主義バイアス」は、危険性を意識することによって心理的ストレスが発生するため、楽観的に考えることで、ストレスを軽減しようとして無意識に働く心の作用である。
4、正常性バイアスが身に迫る危険性を過小評価してしまい、危険を回避するタイミングを奪ってしまうことが時としてある。
5、経験が豊富な場合、得た情報を解釈するうえで、過去の経験が大きな影響を及ぼし、悪い結果をもたらす場合が多い。



























































解答と解説
正解は(5)
1、2、3、4は正しい。
5の過去の経験は、通常はよい結果をもたらすので、誤り。






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